瑞浪市化石博物館研究報告第48号
中部更新統小串層(熊本県天草市)から産出したオニニシHemifusus crassicauda (Philippi, 1849)
- BMFM48-009Ando-B(PDF 4.79MB)
Ando (2021b) print-version
出版年月日: 2021/10/29 ページ数: 99–101
【論文概要】 熊本県天草市の小串層(約25万年前)から大型であり、化石として報告例の少ない巻貝であるオニニシの化石が発見されました。標本の殻口にはマガキが付着しており、表面には多毛類であるウズマキゴカイ科の付着が見られたことから、この個体は死後殻口を海中に向けた状態で海底に鎮座していたと考えられます。