瑞浪市化石博物館研究報告第48号
市道戸狩・月吉線工事(岐阜県瑞浪市明世町)で露出した中新統瑞浪層群明世層から産出した貝類化石
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出版年月日: 2021/10/29 ページ数: 89–98
【論文概要】 2019年末から2020年にかけて明世町で実施された市道工事現場から採集した貝類化石を分類しました。中でも、戸狩層中部のカキ殻密集部からはマガキ属の未定種が多量に産出しており、その多くはバラバラな状態へ地層に水平な状態で堆積していることが明らかになりました。他地域での先行研究と同じく、カキ殻密集部は周辺に存在していたカキ礁が波浪などで破壊された後、それらの殻が運搬されて集積して形成されたことが推測されます。