瑞浪市化石博物館研究報告第48号
北西ヨーロッパの中部古生界から特徴的な新属新種のウミユリの茎板Pseudobystrowicrinus (col.) fionaeの記載
- BMFM48-007Donovanetal.(PDF 12.69MB)
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出版年月日: 2021/10/29 ページ数: 77–88
【論文概要】 オランダのマース川流域には更新世の迷子石が存在し、その中には古生代や中生代の化石が含まれます。研究では、迷子石の中から得られたウミユリの茎板を用いて形態分類(古生物学で用いられる分類で、断片的な化石から従来の生物分類体系とは異なる体系で行う分類)を行いました。化石は、砂岩中に残された星型の印象ですが、その形からウミユリのものと判断し、これまで知られている形態属とは異なることから新属新種Pseudobystrowicrinus (col.) fionaeを提唱しました。