瑞浪市化石博物館研究報告第48号
スペイン，アリカンテ県のSierra de Hurchilloにおけるメッシナ階の十脚類群集とメンコヒシガニ属（十脚目：短尾下目：メンコヒシガニ科）の意外な産出
- BMFM48-011Alex&Hammann-Yelo（PDF 9.82MB）
- BMFM48-011Alex&Hammann-Yelo-s（PDF 0.54MB）
Ossó & Hammann-Yelo (2021) print-version
Ossó & Hammann-Yelo (2021) small-version
出版年月日: 2021/12/26 ページ数: 107–117
【論文概要】 スペインのアリカンテ県のメッシナ階（後期中新世：約700万年前）の地層からサンゴ礁に生息する十脚類化石が採集されました。この中には、現在インド-太平洋地域に生息するメンコヒシガニ属の絶滅種Aethra stalennyiiが含まれていたことは特筆すべきことです。この属は、当時はヨーロッパの西縁から地中海、パラテチス海にも分布していたことが明らかになりました。