瑞浪市化石博物館
研究報告

瑞浪市化石博物館研究報告第45

和泉層群産後期白亜紀十脚目-アナエビ下目の2新属1新種と短尾下目1新科の記載

柄沢宏明・岸本眞五・小原正顕・安藤佑介

出版年月日: 2019/3/15   ページ数: 4385

【論文概要】

兵庫県淡路島および大阪府に分布する和泉層群(白亜紀後期:約7000万年前)から発見されたエビ・カニ化石をまとめ、図版にしました。まとめた7種については、再検討を行い、和名を提唱しました。それらは、Astacodes属(ムカシイセエビ属)、Linuparus japonicus(ニッポンハコエビ)、Hoploparia属(コアカザエビ属)、Hoploparia miyamotoi(ミヤモトコアカザエビ)、Hinecaris属(ヒネエビ属)、Hinecaris simplex(ヒネエビ)、Gourretiidae科(ガーレスナモグリ科)、Ahazianassa属(アワジスナモグリ属)、Ahazianassa masanorii(アワジスナモグリ)、Archaeopidae(ガンメンガニ科)、Archaeopus属(ガンメンガニ属)、Archaeopus ezoensis(ガンメンガニ)です。