瑞浪市化石博物館
研究報告

瑞浪市化石博物館研究報告第49

濃尾平野臨海部における沖積層・熱田層の広域テフラ層序と派生した問題

牧野内 猛・檀原 徹・堀 和明・野々垣 徹

出版年月日: 2022/12/27   ページ数: 145165

【論文概要】

濃尾平野臨海部の愛知県弥富市鍋田で掘削されたボーリングコア中の火山灰について火山ガラスの含有率、形状、屈折率、鉱物組成を分析しました。その結果、Kg(天城カワゴ平テフラ)、K-Ah(鬼界アカホヤテフラ)、U-Oki(鬱陵隠岐テフラ)の3種類の広域テフラを特定できました。これにより、濃尾層と第一礫層の年代などが明らかになりつつある一方、新たな課題も派生しました。