瑞浪市化石博物館
研究報告

瑞浪市化石博物館研究報告第49

富山県の中新統東別所層より有柄フジツボ類(フジツボ下綱:完胸上目)の新記録

柄沢宏明・天野和孝

出版年月日: 2022/11/25   ページ数: 123127

【論文概要】

富山県富山市山田中瀬の東別所層(約1650万年前)より新種のミョウガガイが発見され、Arcoscalpellum s.l. hamurorum(ハムロミョウガ)と名付けました。また、同じ地層からはこれまで瑞浪層群明世層(約1800万年前)からのみ見つかっていたLepas kuwayamai(クワヤマエボシガイ)も発見されました。この発見によりクワヤマエボシガイは、1800万年前~1650万年前に生息していたことが新たにわかりました。