瑞浪市化石博物館研究報告第49号
富山県の下部中新統東別所層下部から産出した軟体動物化石とその古生物地理学的意義
- BMFM49-010Amanoetal_print(PDF 6.46MB)
Amano et al. (2022) print-version
出版年月日: 2022/10/7 ページ数: 105–117
【論文概要】 富山県富山市山田中瀬付近の東別所層(約1650万年前)から30種の貝類化石を採集し、分類を行いました。この中で、Propeamussium fuganjienseは東別所層からは初の産出となります。また、北方系貝類のPleurophopsis、LiracassisおよびNeilo (Multidentata) が含まれることから、この時期、日本海側の深海域には冷水塊の流入があったと考えられます。