瑞浪市化石博物館研究報告第47号
市道戸狩・月吉線工事現場(瑞浪市明世町)の下部中新統瑞浪層群明世層より鰭脚類の頭蓋を含む骨格化石の産出
- BMFM47-013Kohnoetal(PDF 89.97MB)
- BMFM47-013Kohnoetal-s(PDF 2.95MB)
Kohno et al. (2021) print-version
Kohno et al. (2021) small-version
出版年月日: 2021/1/30 ページ数: 125–135
【論文概要】 岐阜県瑞浪市の市道改良工事現場の明世層山野内部層最下部から鰭脚類のほぼ完全な頭蓋、左下顎、前鰭の一部の化石が発見されました。特に頭蓋は、保存が良好で左右の犬歯が保存されているのに加え、前臼歯や臼歯の多くが歯槽に植立した状態で残されていました。しかし、最も重要な底面は岩石に覆われており、今後クリーニングを行うことにより、種の記載や系統学的研究を行うことができると期待されます。そのため、本論文では産出報告にとどめ、種類もエナリア ークトス類の一種と記述します。