瑞浪市化石博物館
研究報告

瑞浪市化石博物館研究報告第47

市道戸狩・月吉線工事現場(瑞浪市明世町)に露出した瑞浪層群の地層

安藤佑介・星 博幸

出版年月日: 2020/12/20   ページ数: 111123

【論文概要】

2019 年末から2020 年にかけて実施された市道改良工事に伴って出現した瑞浪層群明世層の地質調査を実施し、写真や柱状図で記録しました。また化石調査の結果、戸狩部層中部からはカキ殻の密集した化石が、山野内部層最下部からは鰭脚類の化石が産出しました。鰭脚類化石が産出した層準の古流向(堆積時の水流の流れ)を推定した結果、北東-南西または北西-南東方向の流れがあったことが明らかになりました。